認知症ケア
「最近、母が同じ話を何度もするようになった…」「父が知っている道で迷ったと聞いたけれど、歳のせいだろうか?」
このような小さな変化に気づくことが、認知症への早期対応の第一歩です。
認知症は誰にでも起こりうる可能性があります。しかし、気づいてから対応を始めるタイミングによって、その後の生活の質が大きく変わります。
加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れには、次のような違いがあります。
加齢による物忘れ | 認知症による物忘れ | |
---|---|---|
原因 | 自然な老化 | 脳の病気 |
症状 |
|
|
加齢によるもの忘れは一時的であり、自分でも忘れたことに気づくため、生活に大きな影響はありません。しかし、認知症による物忘れは、自覚がないまま物事をすっかり忘れてしまうため、日常生活に大きな支障をもたらすことがあります。
また、物忘れと思って放置していると、認知症が進行し、対応が遅れてしまうことがあります。
- 軽度認知障害(MCI)の場合、早期対応を行うことで予後が改善し、進行を抑えることが可能です。
- 正しい理解と適切な対応を知ることで、心身の維持・改善につながります。
- 薬やリハビリの活用により、発症や進行を遅らせることができます。
- 各種支援や福祉サービスを活用することで、ご家族の負担を軽減できます。
認知症は突如起こるものでなく、5年から10年かけて徐々に進行していくということがわかってきました。そのため、認知症は“早くから予防に取り組む”ことが重要です。これにはご本人ももちろんですが、ご家族が早く気づき、早くから予防に取り組む環境を整えてやることが必要になってきます。
ご家族にご心配がある方はいませんか?
認知症になる初期の症状も分かってきました
早い対応で、健康で豊かな老後をおくれますように!

まずは、認知症の方が体験している世界を理解することが大切です。
お気軽にご相談ください!

〈相談方法について〉
①当院の「認知症なんでも相談窓口」にお電話ください。
相談内容に応じた対応を行います。
②お電話以外にも、ホームページ内の「問合せフォーム」をご利用できます。
確認後、当院よりご連絡させていただきます。

当院では、認知症の早期発見・早期治療を通じて、ご本人の健康な時間を延ばし、ご家族の負担を軽減するお手伝いをいたします。
初期対応から専門的な治療までサポートします
ご本人とご家族に寄り添い、診察や検査をもとに医師が適切な診断を行います。また、必要に応じて専門の病院との連携も行い、新薬治療やリハビリテーションをご提供します。
認知症ケアに特化したリラックスできる環境
認知症専門病棟では、快適さと居心地の良さを大切にした治療を行い、個別の自然体ケアを心がけています。
ご家族の負担を軽減する支援体制
ご家族がリフレッシュできる時間を確保するため、介護支援サービスの利用や、専門家によるアドバイスを行います。必要に応じて、福祉関連の支援についてもご案内します。
早期発見・早期対応が大切です
「認知症予備軍」と言われる軽度認知障害(MCI)の段階で適切な治療を行えば、進行を大幅に遅らせることが可能です。少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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